SS-K10ED設置
ここで発注していたSONYの「System 501」用スピーカー「SS-K10ED」が昨日到着し、設置してみたので感想を書きたいと思います。
いつもの様に開梱からです。
子供の頃に買ってきたおもちゃの箱を開けるときと同じく、一番ドキドキして嬉しい瞬間です。
箱を開けると新品の匂いと共に、添付品や保証書が目に入りました。
他には「amazonで購入するとSONYポイントがどうにかなりますよ」というチラシも入っていました。
上に乗っていた説明書等を出して上側の発泡スチロールを外すとこんな感じになっていました。
スピーカーの形状は左右の区別がなくどちらも同じ形をしていますが、これを見るとスピーカーの奥行きが結構あることが分かると思います。
出してみました。
このスピーカーの売りでもあるピアノフィニッシュのキャビネットを守るように、フワフワの布で包まれています。
取り出すときに持つところがなくて滑りそうになるので、ちょっと注意が必要でした。
剥いてみました。
美しいピアノフィニッシュの筐体が姿を現しました。
サイトでこのスピーカーを見ていた時にはネットを外した状態の方しか意識していなかった為か、ネットが付いているのを見てちょっと違和感。
こちらはスピーカーの添付品です。
仕様にも付属品として「スピーカーケーブル」2本と「クリーニングクロス」が付いてる事が書かれていますが、このスピーカーケーブルはどうなんでしょう・・・
このクラスのスピーカーを買う人や「System 501」をセットで買うような人は添付のスピーカーケーブルを使わないのが当たり前かもしれませんが、このケーブルはどうかと思います。
見た目は貧素ですが、実際は凄いケーブルなんでしょうか?
取りあえずそのまま仕舞いました。
今まで使ってたスピーカーとの比較です。
左が今回購入した「SS-K10ED」で、右が今まで使ってたKENWOODの「RS-7070-ML」です。
右の方は自作インシュレーターが付いててちょっと高くなってますが、結構サイズが違うのが分かると思います。
両方ともネットを外してみました。
KENWOODの方はツィーターをウーファー2つで挟んだセンタースピーカーのような形状になってて密閉型ですが、SONYの方はツィーターとウーファーが各1つの良くある2WAYバスレフ型になります。
キャビネットのサイズもそうですが、ユニットのサイズも結構違いますね。
今まで使ってたスピーカーとの比較もしたかったので暫くKENWOODのスピーカーで音楽を聴いてみて感じを記憶した後、スピーカーを入れ替えしてみました。
テレビのスピーカーを外して準備万端にしておいたので、入れ替えは簡単でした。
ただ、邪魔にならないと思ってテレビ左下に置いてたWiiがサイズ的に邪魔になったのでちょっと退いて貰い、写真を撮ってひと段落した後で棚の上に移動しました。
奥行きがある分若干前に出てしまいますが、横幅はアクオス「LC-32GS20」の純正スピーカーを外したので机の幅(1200mm)にほぼピッタリになりました。
上のは通常の設置の仕方ですが、音楽を聴くときはこの場所に移動して聴きます。
当然テレビのスイッチも切ります。
視聴距離は、机の幅1200mmを1辺とした正三角形になります・・・狭い💦
このスピーカーの底面は上面と同じく何も無いつるつるで、試しにそのまま聴いてみたんですけど設置場所の関係もあってボコボコの音になってしまったので、元のスピーカーにも付けてて自分に評判のいいスーパーデラックスチューニングスペシャルチープインシュレーターを付けました。
真鍮タイプと銅タイプがあるんですが、今回も真鍮タイプ+ステンナットで元のスピーカーの時と同じ組み合わせのままです。
続いてスピーカーが変わったので、SONYのアンプ「TA-DA3200ES」購入時にやった「ペアマッチング方式自動音場補正機能DCACを搭載」でのキャリブレーションをやりました。
フロントスピーカーが「SMALL」から「LARGE」に昇格。
今まで使ってたスピーカーはサラウンドスピーカーと同じ機種ですので、そのままサラウンドバックとして利用して7.1chにすることも出来るんですが、悲しい環境の関係上設置が無理なので5.1chのまま使用します。
「PLAYSTATION 3」をプレーヤーとして使用し、接続はHDMIでSACDはLINEAR PCMの176kHzでの出力、CDは44.1kHzでの出力になります。
いつもと同じくこの儀式を行い、いろんなアルバムを聴いてみました。
上の儀式のところでも紹介してる矢野顕子の「ピヤノアキコ。 - the best of solo piano songs -」です。
前のスピーカーでは無理だった高音や低音が出るようになってるのがはっきりと判り、70kHzまで再生可能なEDトゥイーターが効いてるのか臨場感みたいなものも感じることが出来るようになり、同じくSACDのピンク・フロイドの「狂気」を聴いてみても、今までは出なくてサブウーファーに頼ってた様な低音の定位まで感じることが出来るようになりました。
ちょっと感動(笑)
感想はそんな感じです・・・と、ここで終わりたかったんですが、いろいろと聴いてみたのでそれらの感想も書きます。
ここからはSACDではなくCDの感想になりますが、まずこれ・・・ボーカルはいい感じなんですけど、全体的にボコボコ鳴ってる感じで異様な違和感を覚えました。
ソースの問題の様な気もしますが、前のスピーカーでは特に気にならなかったのが逆に気になります。
密閉型とバスレフの違いやスピーカーの構造も影響しているんだと思います。
他にもいろんなジャンルを聴いてみましたが、オーケストラやジャズなんかはいい音で鳴りますが、ロックやポップスの特に作られたベース音等の低音が苦手なようです。
ちょっと微妙(涙)
エージングでどうにかなるといいんですが・・・ということで、エージングにはこのアルバムを選択しました。
「avex rave '93 LIVE IN TOKYO DOME」です。
ドームの臨場感や数万人の観客の声、いろんな音程にレベルもいろいろあってエージングに最適かもしれません。
といった感じで、去年の人間ドッグで「難聴ぎみ」と診断された私が感想を書いてみましたが、いつもどおり参考にしないで下さい。
暫く上のアルバムで慣らしをし、再度いろいろと聴いてみてまた感想でも書きたいと思います。
--- ここから午後に追記しました ---
余りにもおかしいと思って再度オートキャリブレーションをやってみました。
そしてこんな本を久しぶりに読んで見ました・・・アンプのマニュアルです。
そこで気付いたのが、自動音場補正機能にて決定される周波数特性は、96kHz以上の信号を受信している場合には無効になるというものです。
ということはSACDを聴いてる時(176kHz)には無効になってて、CDを聴いてる時(44.1kHz)には有効になっているということです。
そこでCDを聴いているときのモードを見てみると・・・「2CH」になっていました。
誰ですか、2CHに設定したのは💨
やり直したキャリブレーション等は関係なく、モードが「2CH」になっていた為にオートキャリブレーションでの周波数特性設定時には存在するサブウーファーが鳴らず、「SS-K10ED」だけで頑張って鳴ってたのが原因だったのです・・・それは違和感もありますよね。
やっぱり嬉しいとはいえ寝ずに深夜にレベルもそんなに上げずに聴いてただけでは判らないですよね。
おまけに上の方を書いた朝も寝ぼけ気味でしたし。
・・・と言い訳はこの位にして、SACD再生時のモード「HDMI1」は変わらずCD再生時に「A.F.D. AUTO」を選択すると違和感の無い音になりました。
上で書いてる「avex rave」を聴いても他のロックを聴いても迫力ある音で鳴ってくれるようになりました。
でも数枚聴いた中でこれだけは低音が微妙に強くてボンボンした感じに聴こえてしまいます・・・ソースの問題かスピーカーとの相性でしょうか?
アンプの設置場所の問題もあって表示窓が見難かったり、視聴してたのが夜中だったりしてレベルが余り上げられなかったり、寝ぼけてたり、難聴気味だったりしたので気付くのに約半日掛かってしまいました。
でも早くに気付いて良かったです。
では、気分も新たに急速エージングの続きをしたいと思います。
追記:感想の続きをこちらに書きました。
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