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2010年1月17日 (日)

ポルコンのシフター加工

先日設置して楽しんでるFANATECの「Porsche 911 Turbo S Wheel - Clubsport edition-US」ですが、今回は操作感の安っぽいシフターの加工をやってみました。

購入時にも某所を参考にシフターを開けて簡単な加工をやりましたが、今回も某所の発言を参考に同じようにやってみました。

準備したのはこちら。(木工用ボンドも使いました。)

Phsk001

ホームセンターで買ってきたパテと薄いステン板、あとは家にあったグリスと写真にない木工用ボンドやドライバー等を使います。

パテはどんな種類のものを使えばいいのか分からなかったので、硬くなりそうな金属用のものを購入し、薄いステン板は地方のホームセンターにも売ってた厚み0.1mmの接着可能なものを購入しました。

グリスはシフターの樹脂を傷めない、いつもリールのメンテに使っているシマノのリール用のものを使用し、木工用ボンドは速乾と書いてる子供のものを使用します

 

こちらが「Porsche 911 Turbo S Wheel - Clubsport edition-US」のHシフターになります。

Phsk002

ノーマル状態ではシフトレバーの左右移動時のテンションが異様に強く、更に上下にシフトする際には、パキッパキッとおもちゃの様な安っぽい音がします

今回はこれをマシにするために自己責任で加工するわけですが、シフトレバーの左右移動時のテンション調整については購入時に加工していたので、その部分も含めて紹介したいと思います。

こちらはハンドル本体の分解とは違い、プラスネジを4本外すだけで簡単に開けることができます。

Phsk003

パキッパキッと音がする原因を調べてみると、ニュートラル状態の中段と、上、下の3段にシフトレバーに付いてるベアリングが入る溝があるのが分かりました。

しかもこの溝が妙に深く、ここにベアリングが入ることでパキッパキッと音がすることと、その前の空洞部分で音が響いている事が分かりました。

さっそくこの空洞に準備したパテを詰め込んでいきます。

Phsk004

空洞を埋めるだけならシリコンでも流し込んでおけばいいんですが、樹脂製段部分の強度を確保するためにパテを使う様です。

溝前のほとんどの空洞をパテで埋めた後、パテが入り切ってない隙間を埋めるために木工用ボンドを流し込みました。

今回使ったパテは練り合わせて3分程で硬くなっていくので、あまり多くの量をいっぺんに練り合わせない方がいいですね・・・作業途中で硬くなってしまい、随分無駄にしてしまいました

この状態で、パテと木工用ボンドの表面が乾くのを待ちます。

 

続いて、ベアリングが通る溝を保護したり滑らかにしたりするためのステン板を準備します。

Phsk005

左のステン板が溝部分に合せてカットしたものになりますが、厚みが0.1mmなので普通のハサミで簡単に切れるのがいいですね

右にある変な物体が、シフターの左右へのテンションを決めるものになります。

ノーマル状態はキノコの様な形をしている硬めのウレタンっぽいスポンジなんですが、ノーマルのままでは硬すぎたので、テンションを弱くするようにカットしました。

参考にしてる所ではクリスマスツリーの様に加工してるらしいのですが、私の場合はクリオネみたいになってしまってます

一応5,6速のある右側へのテンションは緩めにし、1,2速やリバースのある左側へのテンションはちょっと強めにするようにしました。

暫くすると木工用ボンドの表面も乾いてきたので、さっきカットしたステン板を段に合せて貼り付けます。

Phsk006

上でステン板の右下をカットしてたのが、この配線が出ている部分を避ける部分になります。

厚み0.1mmといっても弾性があるので簡単に溝に沿ってくれるわけではありませんが、全長を湾曲させた状態でギリギリ収まる長さにカットしていれば、溝に沿わなくてもずれることはなさそうです。

あとはベアリングが当たる部分等にグリスを塗りつけ、蓋を閉めて完成になります。

 

この状態で試してみたところ、確かに最初の様な安っぽいパキッパキッという音は無くなりました

それに、薄いステン板が素の段差を滑らかにしてくれてるおかげで上下移動時の変なひっかかりもなくなり、溝以外でも板バネの様に金属同士で擦れている感触があるので、本物のシフターの様なコクッコクッという感じに近づきました

たったこれだけで、G25のシフトMODを組んだG25シフター以上のシフターになった気さえします

 

ある意味簡単な改造ですが、ステン板を貼ったりする部分については良く考えられてると思いましたし、品物到着後に直ぐにこんな加工ができる人ってなんだか凄いですね

最後になりますが、簡単な作業でこれだけ感触が変わるのでお勧めではありますが、これらの作業は当然全て自己責任になりますのでご注意ください

今回の調整でシフト操作時の感触が良くなってシフト操作も一層楽しくなったので、またForza3をじっくり楽しもうと思います

 

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