サイレントアサシンのアレ
こんばんは
自称 地元でサイレントアサシンを流行らせたナウなヤングです
この辺では余り売ってなく、使ってる人も余り居なかった(と思う)シマノのルアー
そんな中、シマノかぶれの私が使いだしたのがシマノ「サイレントアサシン」の12cmのノーマルタイプ
初めてのショアシーバスでも、このルアーでいきなりのランカーキャッチ
その後も結構渋めの状況で活躍してくれたルアーだったりします
そしてAR-Cシステムが搭載されて登場した「サイレントアサシン 140」シリーズ
内部のマグネットが外れるくらいで振らないと全く飛ばなかった12cmのノーマルに比べ、軽く振っても強く振っても良く飛ぶ14cmのミノーになって発売されました
ただ、それまでの12cmのものと泳ぎだし姿勢やレンジが変わっていたり泳ぎそのものが違ったりして、最初は「うーん、良く飛ぶけど12cmの方が良さそう」と思ってたりしたんですが、いろいろ使っていく中で釣れることが分かってきました
特に、他のルアーで釣れない状況の中、これを使えばなんか釣れてしまうというルアーとして、私の中で信頼度の高いルアーになっていきました
そして最近、このルアーについてもう少し細かいことが分かってきました
まずは良く聞かれるフローティングの140Fとシンキングの140Sの違いですが、浮く、沈む以外に、トロ巻きでちゃんと泳ぐかどうかに差があります
スペックにも書かれている流速スペック
これは、ルアーがパフォーマンスを発揮できる対応引きスピードになります。
比較すると、140Sの105cmに比べて140Fは65cmと、約半分の遅さでも泳ぐことを示しています。
最近のハイギアのリールだと、ハンドル1回転での糸巻量は1m弱
デイのトロ巻きでも、その速度で巻いたり更に遅く巻いたりすることもあるんですが、同じ速度でも140Sでは泳がず、140Fだとちゃんと泳ぐという差があります。
当然流れのある場所では更に遅くても泳いだり、もっと早く巻かないと泳がなかったりすることもあるんですが、大体そのくらいの差があるということです。
逆に140Sは早巻きすると時々千鳥っぽいアクションがでることから、早巻きするときやトゥイッチするときには140Sの方がいいような気がします。
また泳ぎ出しにある程度の速度がいることから、この泳いだり泳がなかったりする速度のハンドル1回転ちょっと/秒で巻いたりする時には、140Sの方がいい場面があったりするので、流れや巻速度に合わせて使い分けるのがいいですね
ただ、どちらもあまり水噛みの良い方ではないので、最初に綺麗に水を噛ませてやる必要があります
AR-Cの売り文句として着水時にはウエイトがバネの力で戻っているので泳ぎ出しが良いというのもありますが、巻きはじめに水を噛むか噛まないかでその後の泳ぎが違ってしまいます。
これを意識しないと、手前までほとんど泳いでない状態のまま引いてきてしまっていることも
以前からちょくちょく書いてた魂を入れるアクション・・・着水後にハンドルを勢い良くクイックイッとしたあとで巻きはじめるということを良くやっています。
このルアー、新品の時は余りないものの、フックサークルがついてボディが痛んでくると、そこにフロントフックが絡んで「どうもすみません」状態になります。
最初は着水後にこうなってるかもしれないのを解くためにクイックイッをしてたんですが、これをやると必ず水を噛んでその後はいつも以上にトロ巻きしても綺麗に泳いでいることに気づきました
さらにこの140F、綺麗に泳ぐときとあまり泳がないとき、更にまったく泳がないときの3種類の泳ぎがあります
これを水噛みのさせ方によって切り替えることもでき、泳ぎだしや途中のストップから、アピールを変えることもできるのです
このルアーが狙ってそう作られているのか、たまたまそうなっているのかは分かりませんが、この変化が良いのかもしれません
ただ、キャストしたルアーが着水した時点で、半径数mの範囲に居るシーバスはそのルアーに気付きます
そして、泳ぎだしを見てすでに見切るシーバスもいるので、これが良いか悪いかは別にして、最初は自然な泳ぎだしを優先してそのまま巻きはじめ、次からは手前まできれいに泳ぐようしたりアピールを変えたりすればいいかと思います
投げてただ巻くだけに見えるミノーも、タダ巻き一つにしても結構奥が深いです。
今では140シリーズもその辺で普通に買えるルアーになりましたが、潮が効いてる効いていないに関わらず、ルアーがどんな感じで泳いでいるかを感じながら引いてくるとより楽しくなりますよ
さらにその泳ぎを思い通りに変更できると、さらに面白くなっていきます
・・・
どうです?
激しくウザイけど理論派に思えてきたでしょう?
ただ何も考えずに1日中妙に長いロッドでキャストしているだけのように見えても、結構考えているでしょう?
いろいろ考えながらキャストしていると、別に12時間キャストしてノーバイトだろうと、特に苦でもなくなるのです
もし1バイトでも取れたら、どんな時にバイトが来たか、どういう天候、どういう波、どういう潮、そしてどういうルアーの泳ぎのときに来たかを考えます
そうすると、フッキングできなくて「あっ!」という声しか発せなかったり、フッキングしようとしても腕が動かなかったりしてバイトだけで終わっても余り悲しくないのです
さらに極めていくと、バイトがむしろ邪魔にさえ思えてくるのです
こっちはキャストして楽しくルアーを引く感覚を味わっているのに、バイトしてくるとは何事だ!と思える様になったら本物です
何が本物なのかは分かりませんが、そんな感じです
さようなら
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>ケンPさん
それほどでもない(キリッ
でも、ただ巻いてくるだけで釣れたり、いろいろやっても釣れなかったりと、何が正解なのか分からないところが面白いですよね。
大体必死にあれこれしてる時って釣れずに、何も考えずにボーッと巻いてくると釣れたりすることもあります。
無我の境地でスムーズに巻いてくるのが一番いいのかもしれませんが、いろんな考えを持ちながら巻いてきて、「釣ってやったぞ!」って思える方が楽しいですね(*´∀`)
シンキングもいいですよ。
なんせ、中に水が入っても沈むのに変わりはありませんからね(・∀・)オヨギハカワルケド
投稿: mru | 2012年2月27日 (月) 21時22分
釣れなくても、ルアー投げてるだけで面白いですよね~ヽ(´▽`)/
もうMRUさん・・・“サイレントアサシンマスター”ですねww
SA使ったら、右に出るものは居ないp(`ε´q)!!みたいな(笑)
フローティングしか持ってないのですが、シンキングも欲しくなっちゃった~ww
投稿: ケンP | 2012年2月27日 (月) 18時01分