'12 トーナメント ISOの感想
先日、長い間無駄遣いもせず頑張ってお小遣いを貯めに貯めて無理して購入したリール
・DAIWA「'12 TOURNAMENT ISO 競技 LBD」
と
・DAIWA「'12 TOURNAMENT ISO 3000SH-LBD」
今ではこんなにかっちょよくなってしまいましたが・・・
ダブルハンドルにする前に両方とも1回ずつ使ってみたので、その時の感想を纏めておこうと思います
ちなみに磯での使用ではなく、シーバスのルアーゲームでの使用となります
それぞれの使用時間は、競技 LBDが12時間程度、3000SH-LBDが16時間程度となり、1回ずつの使用にしては時間が長めです
それでは、ファーストインプレッションです
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最初に使った時の仕様ですが、ハンドルノブは両方とも購入直後にI'ZE FACTORY「RCS パワーラウンドノブ」に交換しました
ラインはこのエントリーで巻いた
・競技 LBDの方は、DAIWA「morethan SENSOR BRANZINO 8Braid + Si」 #1.5-30lb
・3000SH-LBDの方は、DAIWA「UVF SALTIGA 8Braid + Si」 #1.5-30lb
組み合わせるロッドは、どちらもDAIWA「morethan BRANZINO AGS 130M【AGS ROCK DANCE CUSTOM】」になります
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まずは最初に使ってみた競技 LBDから
最初に感じたのは、やっぱりその軽さ
重めのノブやリールスタンドを着けても素の状態の「'11 morethan BRANZINO 2508SH-LBD」より軽いことから、ロッドも13ftと長いので結構先重りするのかと思ってましたが、これまで使っていたのと違いは感じられませんでした。
見た目の方も、ブランジーノのセパレート部分なんかとマッチしてそこそこ似合ってます
まさにシナンジュ(※)という感じ
でも、今となってはハンドルが微妙に見えて仕方ありません
そしてキャストをしたときに感じたのが、レバーがちょっと邪魔ということ
私の持ち方はこんな感じ
フットを薬指と小指の間で挟む持ち方なんですけど、これだとシーバス用LBDリールとして売られているブランジーノ LBDやエクスセンス LBなんかでは、キャストの時にレバーが邪魔だと感じたことはありませんでした。
シーバス用では頻繁に行うキャストのことを考えて、レバーを短くしてあるからです
その代り、レバーを扱う場合には短い分、もうちょっと長い方が使い易いのにと思ったこともありました
でもこれも、短いレバーに慣れていたからちょっと邪魔だと思ったくらいで、数投すると慣れて邪魔に感じなくなりました
そしてレバーを扱う場合には短くない分、使い易いと思うこともできました
どっちを優先するかですが、この長いのと短いのレバーの中間位の長さが丁度いいのかもしれません
キャストの方はスプールがABSIIで形状もブランジーノ LBDのスプールと変わらないので、飛距離も何の問題も無く良く飛びます
巻く場合も問題なく、ほぼ12時間ずっとキャストし続けても、ライントラブルは1度もありませんでした
ただどこかでも書きましたが、エッジが薄いためかスラックを取るときに気を付けないとラインがスプールの上を跨ぐことが何度かありました。
ギヤの方も巻き心地は最初から良く、ハンドル1回転で108cmも巻けるというギヤ比 7.2:1の精度にちょっと心配していたものの、心配するだけ無駄だったようです
ただ、ハンドル長が50mmでギヤ比7.2:1はやっぱり巻きの重さに影響します
普通のルアーなら問題ないものの、巻き抵抗のあるルアーを何度も速巻きする場合にはちょっとしんどいと思うこともありました
でもその分、ルアーの抵抗が巻きに影響しやすいので、流れの強弱がもの凄く感じられます
あとは、この競技 LBDには3000SH-LBDには無いオートリターンベールが付いています
重いノブを付けると時々キャスト時に邪魔をしてしまいがちな機構ですが、このリールでは邪魔をすることもなく、それでいて軽めの巻きでもベールが戻るので、キャストの後に巻く場合には重宝しました
ただ、上で書いたようにスラックによってはラインがスプールの上を跨ぐことがあるので、それさえ注意すれば手返し良く巻きに入ることができて便利です
ドラグの方もUTDということで、強めに締めていても出るべき時にはちゃんと出てくれていい感じでした
最後に掛けた大物でドラグのテストもできたので良かったです
ZAION製レバーブレーキもそれなりな撓りがあって使い易いとも感じました
総評としては、とてもいいリールです
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続いては、3000SH-LBDの方です
こちらはどっしりとしていて、剛性感と高級感があります
見た目の方は、競技 LBD以上にロッドとマッチしています
まさにνガンダム(※)という感じ
こちらはこのハンドルのままでも、そんなに違和感がないですね
こちらもブレーキレバーの長さは同じなんですが、競技 LBDの時に慣れたのでキャストの時も問題ありません
レバーの材質はZAION製ではなくアルミ鍛造ワンピースブレーキレバーなので、握った時に撓らずにカッチリ感があります。
この材質の違いについては好き好きだと思うんですけど、強度的に問題ないのならちょっと撓ってでもZAION製の方が使い易いような気がしました
スプールの方も同じくABSIIで、糸巻量は違うものの径や形状は同じ感じ
良く飛んで、飛距離も問題なしです
ただ同じように気を付けないとスプールの上をラインが跨ぐことがあり、16時間やった中で1度だけライントラブルがありました
これも軽めのルアーをトロ巻きしてたときのスラックが風に煽られてスプールの上を跨いでしまい、その上に軽く巻かれたラインが次のキャストの時に一緒に出ちゃった感じです
そういうのに気を付ければ、ライントラブルも皆無になることでしょう
ギヤの方はハイパーデジギヤということで、巻き心地は最初から余り良くありません
でもこちらもカッチリ感というか、金属が擦れ合うシャリシャリ感がハイパーデジギヤっぽくて心地よくもあります
シャリシャリ感というだけで、ゴリ感ではありません
ハンドル1回転で100cmも巻けるというギヤ比 6.8:1、ギヤが馴染んだ後が楽しみです
ハンドル長は55mmで、ラウンドノブの握り易さもあって巻き抵抗が重めのルアーの超速巻きでもそれほどしんどくありませんでした
そして、ある程度速巻きしたり重めのルアーを使ってみたりした後で「morethan CROSSWAKE 111SSR-F」に付け替えてトロ巻きしてみたところ、あることに気付きました
超速巻きしたりそれなりな速巻きをしたときには気付かなかった、嫌な感じ
そう、ゴリ感が出てきたのです
それもスロー巻き程度では感じられず、デッドスローで巻いている時にルアーに流れが当たった時だけ感じられるゴリ感
最初は、初回の使用でゴリ感キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!と打ちひしがれてしまったんですけど・・・
どうやら違うようです
感じとしては、巻いてる時に何かに擦れているような感じ。
PEラインがガイドに擦れている感じというか、ハンドルのゴムパッキンの滑りが悪いとかそういう感じ。
どちらも確認してみましたが、ゴムパッキンの影響だとノーテンションで巻くときにも同じようになるはず
でもそういう時にはならない
デッドスローで巻いても流れが効いてない時は滑らかなまま
なのに、その巻き方の時に流れが効いている場所に差し掛かるとそんな感じになる
PEラインがガイドに擦れる振動がハンドルに伝わってきてるのかもしれませんが、それがあれほど増幅されて伝わるのはある意味凄いというかある意味怖い
そしてあることを思い出しました
こ、これは
あのシーバス界のカリスマ 小沼さんがナイト等で流れを取りたいとき、最近のリール(トーナメント ISO-Z)は使わずに使い古した昔のトーナメントを使うこと
その昔のモデルだと、流れの強さが巻きに影響し易いとのこと
しかも流れの強さによって巻くときの振動や音が変わり、それらによって流れの強さを判断して魚が居る場所かどうかの判断ができるとのこと
この感じが、最近のリールだと巻きが滑らかすぎて分からないとのこと
こ、これだ
最新のリールなのに、その機能を備えている"当たりのリール"をゲットしたぞー
そんな感じです
総評としては、こちらもとてもいいリールです
そして今のところ、どちらもワンウェイオシレーションによる不具合は出ていません
暫く使っている間にこんな事にならないことを願っておりますが、マグシールド搭載機種でシャフトがスコスコなったりしたら・・・と思うと、心配で仕事中も眠れません
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次回使うときにはどちらもダブルハンドルになってますが、3000SH-LBDの上の症状の確認をしたり、前回は慣らしということもあってあえて高負荷になる魚を掛けなかったわけですが、次は手加減することなく掛けまくってシーバスでのドラグの効きや巻きの感じを確認してみようと思います
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そんなの無いんですけどね( ´艸`)
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