ブースト安定
ここ最近、また時々発生するようになってしまった・・・
最初はパイプの途中にあるエアフィルターを交換すれば直ったものの、その後は同じような症状が出てエアフィルターを交換しても、マシにはなるものの、時々同じ症状が出てしまう感じでした
もしかしたらエアフィルターではなく、EVC5のバルブユニットがおかしいのか
とも思いましたが、それなら電源投入時のセルフチェックでエラーになるはず
しらんけど(*‘ω‘ *)
だったら原因は何
EVC5のバルブユニット?
アクチュエーター?
配管のどこか?
そんなことを考えつつ、エンジンルームを見てみました
エアフィルターはどちらもそんなに汚れていない
ちゃんとサージの圧は取れてるようなので、バルブユニットの左側のパイプは問題なさそう
すると、残りは
タービンからバルブユニットに入っている真ん中のパイプ
か
バルブユニットからアクチュエーターに入っている右側のパイプ
のどちらかになります
ただ、このどちらにも問題が無ければ、バルブユニットかアクチュエーターの問題ということに
とりあえずその両方のパイプを外してみました
そして、バルブユニットとアクチュエーターを繋いでいるパイプをフーフーしてみたところ、特に詰まっている様子もありません
続いて
バルブユニットとタービンを繋いでいるパイプをフーフーしてみたところ・・・
息が入りません
あらら?ワンウェイでも入ってたかな?
と思って、吸おうとしたけどやめて
反対側からフーフーしてみたところ・・・
やっぱり息がまったく入りません
片方を耳に当てて息を吹き込んでも、少しも抜けている感じがしないのです
既に、上の画像にある太いパイプと細いパイプを繋ぐ白いジョイントを見ても分かる様に、黒っぽい何かが付着しています
試しに、どんな状態か確認するためにパイプをカットしてみると
ひ、酷過ぎる
よくこんな状態で、これまで時々しか症状が出なかったものです
最初はエアフィルターの汚れが原因だったので分かり易かったものが、エアフィルターと同じようにパイプの中もブローバイと一緒に出たオイルミストか何かで少しづつ汚れていき、最終的に今回の様に詰まってしまったんだと思います
途中にキャッチタンクでも付けたいところですが・・・
とりあえずパイプを交換してみました
パイプも、できれば中が見える透明のものが良かったんですけど、無いので普通の黒い耐圧ホースにしました
あと、少し掃除もしました
そして、症状を確認するために少し走ってみることにしました
まずは、EVC5とR-Vitのピークホールド値をリセットします
最初は、アクセルを踏み込むとまたオーバーブーストするんじゃないかとドキドキしながら走ってみましたが・・・
こんな感じ、長いことなかったと思えるような、安定したブースト圧を表示してくれました
その後も、上り坂でエンジン負荷を掛けたり、回転数を上げつつアクセルオンオフ等を繰り返しながら走ってみましたが
若干のオーバーシュートはするものの、ワーニングレベルにまでブースト圧が上がってしまう様な気配はまったくありませんでした
直りました
原因は単なるパイプ詰まりで、アクチュエーターに正しい圧が届いていなかったために、タービンの排圧が上手く出来ていなかっただけでした
テストで走ってみたマップはB
低回転とスロットル開度少な目からでも、ブースト補正を入れてくれる元気のいいマップです
これのベース圧を86にして走ってみたところ、ピークホールド値は90になりました
この位のオーバーシュートなら、全く問題のないレベルです
R-vitの方を確認すると
インマニ圧のピークホールド値が、0.87になっています
こちらはダイアグノーシスの情報なので、実際にECUが認識しているデータになります
測定している部分が違うため若干EVC5との誤差はありますが、こちらも問題ない範囲です
また、このインマニ圧が1.00以上になると、ECUちゃんが燃料カットの命令を出します(/ー\*)
そんな感じで、パイプ交換後は、走行中のブースト圧がすこぶる安定しました
これこそ、EVCの実力なんだと思います
ここ最近はあらゆるところでアクセルオンした時に
いきなりオーバーブーストしてEVC5のワーニングとなり
警告音がピーピー鳴りつつ
ついでに燃料カットも入ってガクンとなる
ことが良くあったんですが
また最初の頃の様に、安心してアクセルを踏める様になりました
次から同じような症状が出た時は、エフィルターと同時にパイプの方も確認しようと思います
それにしても、良く今回のような配管の状態でアクチュエーターを調整できていたものです
当然ブースト圧も安定しないので、普段以上にEVCのバルブが頑張ってくれてたことでしょう
お疲れ様です(/ー\*)
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