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2013年5月26日 (日)

ブースト安定

ここ最近、また時々発生するようになってしまった・・・

ブーストが掛かりすぎてしまう症状

 

最初はパイプの途中にあるエアフィルターを交換すれば直ったものの、その後は同じような症状が出てエアフィルターを交換しても、マシにはなるものの時々同じ症状が出てしまう感じ。

もしかしたらエアフィルターではなくEVC5のバルブユニットがおかしい?とも思ったものの、それなら電源投入時のセルフチェックでエラーになるはず。しらんけど

だったら原因は何

EVC5のバルブユニット?
アクチュエーター?
配管のどこか?

 

そんなことを考えつつエンジンルームを確認。

Car130525_1
エアフィルターはどちらもそんなに汚れていない。

ちゃんとサージの圧は取れてるようなので、バルブユニットの左側のパイプは問題なさそう。

すると残りは、タービンからバルブユニットに入っている真ん中のパイプバルブユニットからアクチュエーターに入っている右側のパイプのどちらかになります。

ただ、このどちらにも問題が無ければ、バルブユニットかアクチュエーターの問題ということに。

 

とりあえずその両方のパイプを外してみました。

バルブユニットとアクチュエーターを繋いでいるパイプをフーフーしてみたところ、特に詰まっている様子もありません。

 

続いて・・・

Car130525_2
バルブユニットとタービンを繋いでいるパイプをフーフーしてみたところ、息が入りません

あら?ワンウェイでも入ってたかな?と思って、吸おうとしたけどやめて、反対側からフーフーしてみたところ・・・やっぱり息がまったく入りません

片方を耳に当てて息を吹き込んでみても、少しも抜けている感じはありません。

既に、上の画像にある太いパイプと細いパイプを繋ぐ白いジョイントを見ても分かる様に、黒っぽい何かが付着しています。

 

試しに、どんな状態か確認するためにパイプをカットしてみると🔍

Car130525_3
こ、これは酷い

よくこんな状態で、これまで時々しか症状が出なかったものです

最初はエアフィルターの汚れが原因だったので分かり易かったものが、エアフィルターと同じようにパイプの中もブローバイと一緒に出たオイルミストか何かで少しづつ汚れていき、最終的に今回の様に詰まってしまったんだと思います

 

途中にキャッチタンクでも付けたいところですが・・・とりあえずパイプを交換することにしました。

Car130525_4
パイプもできれば中が見える透明のものが良かったんですが、無いので普通の黒い耐圧ホースにしました。

あと、周りを少し掃除。

そして、症状を確認するために少し走ってみることにしました。

 

まずは、EVC5R-Vitのピークホールド値をリセット。

Car130525_5
最初は、アクセルを踏み込むとまたオーバーブーストするんじゃ?とドキドキしながら走ってみましたが・・・こんな感じ、長いことなかった安定したブースト圧を表示。

その後も、上り坂でエンジン負荷を掛けたり、回転数を上げつつアクセルオンオフ等を繰り返しながら走ってみましたが、若干のオーバーシュートはするものの、ワーニングレベルにまでブースト圧が上がってしまう様な気配はまったくありません。

 

直りました

Car130525_6
原因は単なるパイプ詰まりで、アクチュエーターに正しい圧が届いていなかったためにタービンの排圧が上手く出来ていなかっただけでした

テストで走ってみたマップはB

低回転とスロットル開度少な目からでも、ブースト補正を入れてくれる元気のいいマップです。

これのベース圧を86にして走ってみたところ、ピークホールド値は90になりました。

この位のオーバーシュートなら、全く問題のないレベルです。

 

R-vitの方を確認すると🔍

Car130525_7
インマニ圧のピークホールド値が0.87になっており、こちらはダイアグノーシスの情報なので実際にECUが認識しているデータになります。

測定している部分が違うため若干EVC5との誤差はありますが、こちらも問題ない範囲。

また、このインマニ圧が1.00以上になると、ECUちゃんが燃料カットの命令を出します。

 

そんな感じで、パイプ交換後は走行中のブースト圧がすこぶる安定しました。

これこそ、EVCの実力なんだと思います。

ここ最近はあらゆるところでアクセルオンした時、いきなりオーバーブーストしてEVC5のワーニングとなり、警告音がピーピー鳴りつつ燃料カットも入ってガクンとなることが良くあったのが、また最初の頃の様に安心してアクセルを踏める様になりました

次から同じような症状が出た時は、エフィルターと同時にパイプも確認しようと思います。

 

それにしても、良く今回のような配管の状態でアクチュエーターを調整できていたものです。

当然ブースト圧も安定しないので、普段以上にEVCのバルブが頑張ってくれてたことでしょう。

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