'12 Remareのあそこ
先日の釣行で使用したとき、途中から違和感のあったリール
シマノ「'12 Remare 6000D」
ハンドルが同じ位置に来たときに、ハンドルがカコッっと斜めになる感じ
負荷が掛かっていないと気にならないものの、左側からハンドルを押し気味にしてギヤの当りを強めにすると、やっぱり同じ位置でコッってなる
ルアーを引いて負荷が掛かっているときは尚更気になり、、毎回転カコカコなるのでイライラする
その部分以外は滑らかなので、更に気になる
これなら、全体的にゴリゴリしている方がマシ
先日の釣行で使ったときも、最初は巻き心地のいいリールでした
その後、ブルーオーシャンの175で連続ジャークをしながらジャカ巻きしたあとくらいからなりだしたような気がしないでも無いけど、それくらいで傷むCFギアではないはず
じゃあ原因はなんだ?
気になり出すと眠れない
ラインの裏返しを済ました後、とりあえず、簡単にオシレーション部分を見てみようと思ってボディガード(ボディ後ろ側のメッキ部分)を外すことにした
下側のネジを1本抜いてガードを外せば、ボディの後半内部が見えるのかと思っていた
下側のネジを抜いてガードを外そうとしたところ、精度が良いのかボディにピッタリはまっていて外しづらい
しかも、ボディガードを外してもボディしか見えない
ちなみに、同じ時にラインを裏返した「'11 morethan BRANZINO 2508SH-LBD」はネジ1本だけでポロっと外れ、それなりに内部が見られます
やっぱり、防水性能とメンテナンス性の両立は難しそうです
そしてボディガードの方も、上側が何かでとまっているけど、下側を外して下に抜く感じで外れるのかと思っていたら
上側折れた(´・ω・`)
この時点でやっと分解図を見てみたところ
上側は裏側からネジでとまっているらしい・・・
最初に分解図を見てからやればよかった(´・ω・`)
夜中に急いでやったことを後悔しつつ、ボディガードの上側のネジも外そうと思ってバラしていく
そのネジは、ブレーキレバーの後ろ側にある
当然のように、ブレーキレバーを外さないといけない
ブレーキレバーを外すのは、案外大変
・・・
簡単にローターを外してみるものの、その下のブレーキコア部分が外れない
再度、分解図を見てみる
51番はローター側についているので関係無く、52番のベアリングも精度が良すぎるのか54番から簡単には抜けず、この辺の構造が分かりにくかった
実際にブレーキコア(57番)をとめているのは、54番でした
前にバラしたLBDリールの様な単なるリングではなく、筒のようになっている
下側の黒い部分が、パッキンなのかネジになっているのか、ネジならどっち回しなのかすら分からない
便利な世の中、ネットで検索
すると・・・
シマノの特殊工具が必要なので、この部分を外すにはメーカーに送らないといけない
との事
この辺りのことも先に確認しておけば良かった
ベアリングが外れないときからコチョコチョしちゃって、ブレーキコア部分のベアリングのカバーも傷めてしまった
ブレーキレバーのカチッってなる部分のハメ込みもおかしくなり、ブレーキコアを回すとずっとカチカチいう状態
どうにかしてブレーキコアを外さないといけない
こんな状態のままメーカーに送りたくはないし、そもそもメーカーに送るのもイヤ
そこで、先の細いプライヤーを持ってきてグイグイしてみる
内部にある溝に先端を当て、広げるようにしながら回すものの
回らない
ひょっとして逆ネジか?
そう思いつつ、逆にも回してみるが
回らない
この時点で、パーツは随分とキズついてしまった
ここまできたら、意地でも外してやる
深夜に細いマイナスドライバーを溝に当ててガンガンしばき、やっと回ったところでプライヤーを使って回していくと
なんとか外れました
正ネジですが、ネジ止め剤がたっぷり付いていました
ついに外れた、ブレーキコア
ここまで来ると、あとは簡単です
ただ、ブレーキベアリング止め輪の内部は
こんなになっちゃた(´・ω・`)
・・・
このままでも使おうと思えば使えるものの、この中にベアリングが入ることになります
綺麗なときでもベアリングが抜けにくかったので、こんな状態の中にベアリングを入れるには、叩き込まなくてはなりません
そうすると、今度はベアリングが抜けなくなります
そんな感じで、バラすのも組むのも中断です
・・・
とりあえず、ボディガードやボディカバーの他に、傷めてしまったベアリングとブレーキベアリング止め輪も注文しました
また、このパーツを今後脱着し易いように、ネットを参考によく似た安価なツールも買ってみました
それが使えるかどうかは分かりませんが、このパーツだけどうにかなればメンテは楽になるので、使えることを願いつつ、パーツとツールが届くのを待っています
ボディ内部を見るのは、その後にします
・・・
そう思ったけど、どうせなら内部も先に見ておいて、おかしなパーツがあれば一緒に注文しておいた方が良かったと思いつつ
仕事の疲れが溜まっていることを実感したオッサンでした
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コメントありがとうございます。
あの部分を外すのは専用工具がないと非常に困難で、このエントリーにあるように無理やりそのパーツを破損するのを承知でグリグリ回していくか、
こちらのエントリー(https://mru.txt-nifty.com/blog/2013/10/remare-176c.html)にあるような某オークション等でたまに出ている工具を入手すると、簡単に取り外せるようになります。
また強度的なものもあるので、一旦取り外したブレーキベアリング止め輪は再度使用せず、組む場合はシマノパーツで手配した新品を使うことをお勧めします。
投稿: mru | 2019年7月11日 (木) 06時58分
レマーレでの質問ですが、52.53ボールベアリング、ピニオンギアカラーの取り外し方法を教えて下さい、突然で申し訳ないですがよろしくお願いいたします。
投稿: 森山 あきら | 2019年7月11日 (木) 06時37分