Aurora R4に入れたGTX 1080の温度
先日、GTX 1080をSLIで装着してみたALIENWARE Aurora R4
https://mru.txt-nifty.com/blog/2016/06/gv-n1080g1-gami.html
設置状況から不安に思っていたことの確認ができたので、その辺のエントリーをしておこうと思います。
グラボは、GIGABYTE GV-N1080G1 GAMING-8GD
そこそこ評判のいいオリファンモデルではありますが、設置状況的に不安に思っていたのはGPUの温度です。
そのままだと装着時にグラボのFANにケーブルが干渉するため、純正のパネルやらを外してこんな感じになりましたが・・・
それでもグラボ間はキツキツ状態。
下側には若干隙間があるものの、上側はほぼピッタリ下のプレートに載るような感じになっています。
これだと、頑張って3つのFANが回ったとしてもエアー自体吸いにくいと思うのと、吸えたとしてもプレートで温まったエアーを吸ってしまうことになります。
ただ、こういう設置方法も考慮された設計になっていれば問題ないのかな?
・・・と思いつつ、簡単に確認してみたところ
このベンチ終了後の画像では93度になっていますが、実行中は時々94度になることもありました。
調べてみたところ、GTX 1080の仕様上の最大GPU温度が94度みたいです。
下側に装着した方(GPU1:メイン)は、同じ状況でも70度台と落ち着いていました。
たぶん、こちらがこのグラボの本来の温度だと思われます。
94度付近をウロウロしているようだと運用的にもどうかな?と思いつつ、負荷の掛かるThe Witcher 3:Wild Huntを4Kの最高設定でそこそこの時間やってみたところ、FANが頑張っているのかいろいろ設定されたものが効いているのかは不明ですが、94度を超えることはありませんでした。
ただ、GPU2は常時90度超えでした。
SLIの場合に、通常温度が高くなるはずのGPU1(メイン)は程よく冷えているようです。
しかし、ゲームがエラーになったり描画がおかしくなったりすることはありませんでした。
温度的にはどうかと思いますが、やっぱりこの設置方法で使う事も考慮された製品なのかもしれません。
ただ、これでは気分的にどうかと思ったので、少し工夫してみることにしました。
まず、自己責任でこうしてみました。
下側のグラボが下がらないように、適当にその辺にあったものを角に詰めました。
また、下側のグラボと上側のグラボの隙間が若干でも開くように、PCIスロットに影響を与えない程度の詰め物をしました。
樹脂製のものやゴムだと温度的にどうかと思い、金属のリングを選択。
結構きついのでズレないとは思うものの振動でズレて基板の方に向かうといけないので、タイラップで移動しにくいようにもしています。
前面にはPCI用のFANがあるので、その間にあったケーブルを端に寄せるようにもしました。
これにより、前面のFANから送られたフレッシュエアーが若干できたグラボの隙間に入り、それがグラボのFANで吸い上げられる様になるかと思います。
また、こちらも気になっていた事ですが・・・
装着時はいきなりSLIブリッジを2本装着したDual-Link SLIモードで使用していましたが、試しに1本だけにしてみました。
すると、ちゃんとより高いパフォーマンスのSLIブリッジを使って~の注意書きが表示されました。
再び2本に戻すと注意書きも消えました。
このSLIブリッジを2本使用することにより、Dual-Link SLIモードで動作しているのが分かります。
ALIENWARE Aurora R4自体の設定として
アクティブサーモのコントロールを手動に変更。
PCIファンを環境センサー2の温度に従い、通常よりも少し高回転になるようにしました。
この状態でファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマークを実行してみたところ・・・
まだまだ高いとは思いますが、ゲームの実プレイでも特に影響が無いようなので良しとします。
ちなみに、今回の作業でグラボの上下を差し替えてみました。
その結果が上のものなので、グラボの個体差ではなく、ただ上側に設置した方の温度が上がるということみたいです。
また、若干温度が下がった影響もあるのか・・・
最高品質(DX11) 解像度QFHD(4K)でのスコアが12681 / 17.987secと若干良くなりました。
これから季節的には暑くなっていくものの、これより暑くなるとエアコンを使い出すのでたぶん問題ないかな?
使っていて何か問題があれば、またエントリーします
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