ALIENWARE Aurora R4で1080SLIしてみた
先日から、こちょこちょ書いていた関連のものが到着しました。
GIGABYTE GV-N1080G1 GAMING-8GD
まず箱を開けると、薄っぺらい箱が入っていました。
中身は、Quick Guideとドライバ等が入ったディスク
特に取り出すこともありません。
薄っぺらい箱の下には、本体が入っていました。
このエントリーでも書きましたが、このグラボを選択したのには訳があります。
・同じタイプのこの前のモデルを使っていて特に問題がなかったこと
・2スロットで収まること
・補助電源が8pinのみであること
・このグラボならこのPCにSLIで搭載できると思ったこと
ただ注文時には、このALIENWARE Aurora R4でちゃんと動作するのかが分からない状態ではありました・・・でも、たぶん動くだろう、うん、動くに違いない(しらんけど)という思いからこのグラボを選択しました。
取り付けの前に、これまで使っていたグラボを取り外していきます。
ALIENWARE Aurora R4のサイドパネルを外すとこんな感じ。
フロントファンからの風を効率良く流すための導風板を開けると・・・
GIGABYTE GV-N98TG1 GAMING-6GDが入っています。
こちらの補助電源は8pin + 8pinということもあり、シングルでの運用でした。
これまで頑張ってくれていたこのGTX 980 tiは・・・
知人の所でこれからも頑張る予定です
グラボが外された状態。
スロット下のケーブル類も綺麗に纏まっています。
このくらいなら問題ないかな?と思ってそのまま下のスロットに今回のグラボを装着。
明らかにケーブルが干渉しています。
この状態だとセンターのファンにケーブルがちょっと当たってチリチリ鳴るのと、右側のファンにはしっかり当たって回ることすらできないようです。
直ぐに止めて取り外し、ケーブルをできるだけ薄くするようにしてみました。
元々付いていたケーブルを挟んで止める樹脂製のものも剥ぎ取り、ケーブルのみにして盛上がらないようにタイラップで留めます。
これなら大丈夫かな?と思ったものの、これでも時々干渉しているようです。
それに、ギリギリの状態では使っているうちに干渉するようになることも考えられるのでPCIの導風板や電源ボックスのパネルも取り外し、主要なケーブルを下側から回すようにしてみました。
それ以外のケーブルもきちんと取り回してタイラップで緩まない程度に留め、ファンに干渉しないのが確認できたところでこちらの準備。
このエントリーで書いた、以前何となく買っておいたSLIブリッジです。
これを2つ使うと「Dual-Link SLI」モードで動作するという情報を見ていたので、2つとも装着。
PCIの導風板や電源ボックスのパネルを外したことで、見た目的には微妙になりました。
その分、グラボの下の隙間が増えたことはもちろんですが、内排気の場合はこっちの方が熱が籠もらず良い様な気もします。(しらんけど)
ただ、下側はグラボの下に若干の隙間があるものの上側は隙間もほとんど無く、しかも下側のプレートで温まった熱をそのまま吸ってしまいそう・・・
でも、こういった設置のことも考慮されていると思うので、とくに問題はないのかな?(しらんけど)
SLIにしたことで、再度ドライバ(368.39)の入れ替えも行いました。
その後の設定画面はこんな感じ。
より高いパフォーマンスのSLIブリッジを使って~の注意書きが出ないので、ちゃんと「Dual-Link SLI」モードになっていると思われます。
この状態で、ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマークをやってみました。
まずはFullHD(1920×1080)からですが・・・
GTX 980tiシングルの時は16484 / 16.029secだったのでGTX 1080 SLIだと余裕で2万を超えると期待していたんですが・・・どうやらCPUの頭打ちの様です。
そこで、次はSLIビジュアライザーも出して4K(3840×2160)でやってみたところ・・・
GTX 980tiシングルの時は5717 / 17.634secだったものが、GTX 1080 SLIだと12416 / 18.359secになりました。
Dual-Link SLIモードでのSLI効率が良いのか2倍以上の値になったのが嬉しい。
ちなみに、SLIを解除したGTX 1080シングルの状態で走らせてみたところ・・・
・最高品質(DX11)、解像度FHD 17072/ 16.578sec
・最高品質(DX11)、解像度QFHD(4K) 7111 / 17.382sec
というスコアになりました
SLIのスコアと比較すると、特に4Kの方はSLIの効果が良く出ているのが分かります。
※全てGIGABYTEのツール未使用での、ただ挿した状態での結果です。
更にケーブルを纏めてサイドパネルを閉じ・・・
実際にプレイしているゲームでも確認してみました。
先日DLCが出たThe Witcher 3:Wild Huntをこれまで同様FullHDで最高設定にしてみたところ、こちらは当たり前かもしれませんが60fpsを切ることがありません。
そこで、これまでは時々4K解像度にしつつも綺麗だけどガクガクでプレイに堪えないと思っていた4Kでの最高設定にしてみたところ・・・
街中ではほぼ60fpsを切ることがありません。
※後処理は好みの設定にしています。
さすがに草木がいっぱい生えている場所に行くと60fpsを切ることはあるものの、個人的にはこの設定でも十分プレイ可能だと思われます。
また980 tiの時にはFullHDでも下限が60fpsを切っていたので少し設定を落としていましたが、その時と同じ設定にすればまず4Kでも問題ないかと思われます。
これは凄い
今のところは満足です
あと、今回はPCを引っ張り出してケースを開けてからいろいろ確認しました。
これまでも、PCに負荷が掛かるとブォォォーン!という音が時々鳴っていたのが気になっていたんですが、これはPCのケースファンが唸っているものだと思っていました。
でも今回分かったのは、それはPCではなくUPSのファンでした・・・
負荷が掛かるとPCへの電力供給量も増えるためか、UPS側の負荷も上がって給電し出すのかもしれません。
それでも、常時インバータ給電方式の1500VAのUPSを使っているのでこのくらいの負荷なら特に問題もなさそうです。
とりあえず今回はここまでです。
また暫く使ってみて、マルチモニタや普段使っているNVIDIA Surroundについてとか、実装されているのかすら分からないレースゲームをやる分にはとてもありがたい機能であるSimultaneous Multi-Projection
あとは、キツキツなところに詰め込まれたグラボの温度なんかについてもエントリーしたいと思います。
=== 関連エントリー ===
■Aurora R4に入れたGTX 1080の温度
https://mru.txt-nifty.com/blog/2016/06/aurora-r4gtx-10.html
■MSI GeForce RTX™ 3090 GAMING X TRIO 24G
https://mru.txt-nifty.com/blog/2020/11/post-bfd663.html
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masaさん、こんばんは。
さすが水冷ですね、私のより40度以上低いです(笑)
ケースの方もなるほどです。
私のOSですが、買ったときはたぶんWindows8.1だったと思うんですが、その後無償アップグレードでWindows10にして、その後TH2,RS1とやってきました。
DirectX 12のソフトも遊びたいのでWindows10は必須です。
また、AlienFXでの上部フィン駆動やサーマル監視でのファン制御も普通にできています。
ただ、コマンドセンター等が正しく入れられるか不安なので、クリーンインストールはやっていません(笑)
現状とくに問題ないので余計なことはせず、このまま使い続けようと思います。
投稿: mru | 2016年10月25日 (火) 20時24分
FFベンチ回してたときは
室温が 25度で
グラボは 44度 水温は 32度より
あがりませんでした_:(´ཀ`」 ∠):
鉄板入りの 板は 横から見ると本当は
少し見えてるんです笑
つや消しブラックのスプレーで
綺麗に塗装しまして
それで 目立たないんです∑(゚Д゚)
本来なら 背負わせてるラジエターを
中に入れたいのですが、
Area-51でありましたら
何とか 詰め込めたかもしれないですね、
ただ 見た目的には aurora R4のが
好みです笑
あと MicroATXのマザボは
種類が少なくて
選ぶの辛いです(´-ω-`)
マザボ交換しても alienFXにて
LEDの制御ができるのか
気になりますので笑
主さんは windows7のままですか?
無償アプデのときに 10にしてましたが
シャットダウン時に 天面シャーシーが閉じず
自分は7に 戻しました(´-ω-`)
投稿: masa | 2016年10月25日 (火) 12時00分
何はともあれ、直ったようで良かったです。
Blogの方も早速拝見致しました。
美しい水冷マシンですね。憧れます。
また、水冷化したFEモデルだとフルロード時に50度程度ということで余裕で2GHz超で回る様ですが、OCとかはされてないのでしょうか?
元々性能がいいので無駄にOCする必要もないかとは思いますが
あと、鉄板入りのサイドパネルを綺麗にカットされているのに驚きました
これからもBlogを楽しませて頂きます
投稿: mru | 2016年10月22日 (土) 05時35分
こ…こんばんは、、、
原因が判明しました
Alienware コマンドセンターの 3つ目の項目に
パフォーマンスがありますよね
昔 最高パフォーマンスにした 覚えがあったのですが
いつの間にか 省電力モードになってまして…
最大パフォーマンスに戻して図りなおすと
シングル フルHDにて ロード18.451 sec スコア 17040でました、
もともと リファレンスモデルを 水冷化したものなので
主さんのよりも 少し劣るのかもしれないですね(笑
原因がはっきりしててよかったです
主sに影響されて 自分もブログ始めました
初心者なので よくわかりませんが…
アドレス(URL):(任意)と言うところに貼ってます
|ω・`)よろしければ また 覗いてみてください
勉強になりました ありがとうございました^^
これからも ブログ見せていただきますね|ω・`)
投稿: masa | 2016年10月22日 (土) 02時33分
masaさん、こんばんは。
構成ですが、875W電源モデルで、CPUは同じです。
i7-4930K プロセッサー (6コア, 12MB キャッシュ, オーバークロック適用後最大 4.1 GHz まで可能、ターボ・ブースト付属)
メモリも純正が32GBで、システムドライブは純正の256GB SSD、ゲーム用がCrucialの512GB SSDとmasaさんの構成とそんなに違いは無いようです。
ちなみに、今の最新のドライバでSLIを切ってGTX1080シングルで回してみたところ、4K最高設定で7115 / 18.680secでした。
masaさんのスコアはもっと冷えるOCモデルということ8000出てるのかな?ただ、ロードタイムがおかしいですね。
また、解像度が4Kでもなくそれでしたら、スコアの方もおかしいかもしれません。
まさかのフルHDでそのスコアでしたら、補助電源の接続か供給がおかしいということも考えられますが・・・さすがにそれはないでしょうか
投稿: mru | 2016年10月21日 (金) 20時08分
なるほどです
主様の 構成教えてもらえないでしょうか?
自分は i7 4930K GTX1080 (シングル)
クルーシャルのSSD 500GB メモリ付属のやつそのまま
なんですが FFのベンチマーク
主様と同じ設定で
スコア 8000 40.000sec くらいでした|ω・`)
|ω・`)やはり CPUがグラボを活かしきれてないのでしょうか…?
よろしければ お教え願いたい
投稿: masa | 2016年10月21日 (金) 18時06分
masaさん、コメントありがとうございます。
ほんとうにAurora R4は良くできたPCだと思います。
SLIですが、こちらのエントリーにも書いたように
https://mru.txt-nifty.com/blog/2016/06/aurora-r4gtx-10.html
せめてグラボ間が1スロットでも空いていればいいんですが、少し隙間のある下側は良く冷えるものの上側のグラボは下側とぴったりくっついているということで・・・フロントファンを多めに回して間に詰め物をしてでも、あまりフレッシュエアーを吸えないようで簡単に温度が上がってしまいます。
詰め物をしないと94度とか・・・
今考えれば、パネルを外したりできてぴったりくっついたSLIも考慮され、外排気のFEモデルの方が気楽に使えてたかな?とも思いますが、いい勉強になったと思ってそっとしておきます(笑)
これからは寒くなっていくので、グラボ的にもいいでしょうし。
あと内部の配線ですが、こちらも今は少し変更しています。
相変わらず見た目は悪いですけど、ケースを閉めているので気にしません(笑)
投稿: mru | 2016年10月20日 (木) 06時20分
自分もAurora R4 使ってます|ω・`)b
この間、自分もGTX1080に変えましたよ
なかなか SLIには手が出せませんが、、、
配線をきれいにされるのであれば HDDベイを左片方だけ取り外して
ちょこっと配線でてた ところがあると思うので
そこを 少し大きめに切り込んであげると
すごい取り回しよくなりますよ
Aurora R4 のシリーズは パーツの交換することまで
細かく設計されてますので
自分のは もう えらいことになってます笑
長文失礼しました(; ・`д・´)
投稿: masa | 2016年10月19日 (水) 23時28分