巻き感度の差とスカスカすぎ
ここ最近使ったシーバス用リールをこちょこちょしたりしたので、その時感じたことを適当に書いておきます📝
まずは、こちらのレバーブレーキ付リール。
個人的なシーバスゲームでは、一番使用頻度が高いと思われるリール。
久しぶりに釣りに行った際、あることを忘れていてライントラブルがあったりはしたものの、あることさえ忘れなければとくに問題なく使うことができました。
そのある事とは、しつこいくらい書いているワンウェイオシレーション障害対策。
これをやることでライントラブルもなく使えるようになったのは良かったものの、やる必要のないリールでもキャスト前に同じ動作をしてしまう体になってしまいました・・・
もう一つが、こちらのリール。
このリールを使ってキャストする際にも、無意識のうちにベールを起こしてスプールを引っ張り上げようとする自分が居ました。
まったく、余計な癖が付いてしまったものです・・・
こちらのリールでは、当初はほんの少しシャーシャー感のあった巻き心地も、今では馴染んで気にならないレベルになりました。
とても良い巻き心地。
抵抗を感じないただ軽いだけのクルクル感ではなく、適度にしっとりしているクルクル感が巻いていて気持ちが良い。
暫くこちらをクルクルした後に上のリールをクルクルしてみると、その差に驚きます。
ただ、この前も書いた巻き感度に関しては、水の流れやルアーの抵抗に関する巻きが軽い重いという感度は良く分かるものの、ルアーの動きやルアー周りの状況を感じ取る巻き感度的には、ここで差のあるギアノイズが案外大事だったりします。
ルアーの動きに関しても、普通の速さでバイブレーションやミノーを巻く分にはその振動や動きがしっかり伝わってくるんですが、私が良くやるふわトロ巻きでは、このハンドルから伝わる情報がとても大切だったりします。
これが、下側の巻き心地の良いリールでは感じにくく、上側の少しゴリ感のあるリールでは良く分かるのです。
この辺は以前、バスのクランキン用リールにおいても同じことを感じたので、同じように書いたと思います。
あの時は、平行軸のベイトリール用マイクロモジュールギアで、しかも個人的に好みのローギアということもあってそう感じたのかもしれませんが、スピニングリールにおいては、マイクロモジュールギアが搭載された前モデルではそれほど違いが感じられなかったのが、現モデルではこの様に感じるようになりました。
今回のマイクロモジュールギアIIが、それだけ滑らかになったという事なのかもしれません。
滑らかな巻き心地も大切ですが、それで失うことも中にはあるということです。
あとは、メンテしながら感じたことですが
まだこの頃の感想では、「個体差の問題もあるとは思うものの、ワンウェイオシレーションが硬めになっていて、例の障害対策をしなくても良くなっているのはありがたいことです。」と書いていたのが、今ではとてもスカスカになってしまってます。
リーリングでスプールが上死点から下がる時には、ちょっとリールを揺するだけでスプールが下までストンと落ち、下死点から上がる時には、キャストするとカコンと前に出るんだろうな・・・と思いつつ部屋の中でエアキャストをしようとしたところ、バックスイングの時点でスプールが伸びあがりました。
これでは、キャスト時のスプールオシレートタイミングによっては、ほぼ半分の確率でライントラブルになりそう・・・
こんなことを書くと、このワンウェイオシレーション機構が嫌いなら、無いモデルを選んだり、別のメーカーのものを選べば良いのに・・・と思うのも分かりますが、そうではないのです!
なぜか惹かれるものが、こちらのメーカーのこのリールにはあるのです!
話を少し変えて、シーバスゲームにレバーブレーキなど要らないという人も居ますが、これまでに何度かレバーブレーキのおかげでキャッチできたこともありますので、ある意味そういう釣りをする場合には必須なアイテムだと思っています。
そういう釣りをせず、バレてもいい、むしろシーバスはバレるものと思う場合には不要ですし、そういう釣りをする場合は普通のドラグだけのリールでも良かったりします。
むしろラインシステムが強ければ、ドラグすら不要です。
でもそうなると、いくらラインが強くても掛かりが悪ければフックが伸びたり折れたりしますし、身切れしたりもします。
そしてそうなると、やっぱりドラグはあった方が良いとなり、それならレバーブレーキもあった方が良いとなります。
あとは、ラインをすぐに出せるという事で、簡単にロッドの角度を調整できたり、巻きすぎた場合でも簡単に調整したりすることができます。
更に慣れてくると、ある程度シーバスの動きをコントロールできるようにもなりますし、ルアーの泳がせ方にも使うことができたりします。
そんなわけで、今日はバレてもいい、ゴリ巻きの日だと思ってフロントドラグリールを使っている時にでも、この場面ではLBDリールの方が良いと思うことがちょくちょくあるのも事実です。
あとはドラグの話ですが、こちらのLBDリールにも”D”があってドラグが付いており、少し古めのモデルという事で形式としてはUTD。
先日もそこそこサイズのシーバスを3回掛けて縦のファイトをしましたが、レバーブレーキを使わない場合は普通のリールと同じくドラグが効きます。
そのドラグの効きも、とくに不満はありません。
幾つかのリールでATDを使うこともありましたが、バス用やシーバス用サイズのリールに搭載されているATDは正直言って嫌いです。
この辺のことも以前ちょくちょく書いた気がしますが、そんな事も思い出しました。
※現時点での個人の感想です。
新しいLBDリールを買おうかな?と思った時に、最新モデルにまだワンウェイオシレーション機構が付いていたり、ATDもあの頃のままかな?と思うと、もう暫くこのリールで良いか・・・と思ってしまうのも確か。
次のモデルのベースとなるであろう磯用リールの最新モデルでは、ブレーキの効きの良さを売りにしている模様。
確かに磯用リールの場合は、このワンウェイオシレーションがあったり、良く効くブレーキはあった方がいいのかもしれません。
ただ、シーバス用LBDリールの場合は、ワンウェイオシレーションも不要というか無い方が間違いなくトラブルも減りますし、そんなに逆転時のブレを少なくしたいのなら、最初からダブルハンドルかバランスハンドルを付けて売った方がよっぽどブレが気にならないと思います。
まさか無いとは思いますが、次のシーバス用LBDリールに磯用リールとまったく同じブレーキが付いてきたりしたら、もう笑うしかありません。
更にそんなリールを、同じメーカーのLBDリールを使っているあの人やあの人がそれとなく持ち上げているのを見た時には、いろいろ思う事もあるかもしれません・・・
個人的な理想としては、ワンウェイオシレーション機構が無く、現行エクスセンスLBの様な微調整もし易いブレーキシステムのあるシーバス用LBDリールが欲しいところですが、今後もほぼ磯リールそのままでレバーを短くしてカラーとブランドを変えるくらいで、一からシーバス用LBDリールを作るというのは難しいんでしょうか。
それほど売れるわけでもないというのも、良く分かります。
こう書くと、それならエクスセンスLBを買えば良いのに・・・と思うのも分かりますが、そうではないのです!!
なぜか惹かれるものが、こちらのメーカーのこのリールにはあるのです!!
最初は、簡単なメンテやリーダーを付け替えたりしたので、綺麗になったリールをパシャパシャして「ピカピカになった」と画像を載せるだけの予定だったのが、驚くほどにスカスカになっていたのでいろいろと書いてしまいました。
これは、ワンウェイオシレーション障害対策なんてやってるからこうなったというのももちろんそうではありますが、最初は大丈夫な個体であっても謎のライントラブルが出始めるくらいになってきたら、この動作をしないと安心してキャストできないんだから仕方ありません。
このメーカーのこういうリールを使い始めて、普通のリールでは起こらないようなライントラブルで一体いくつの高価なラインを無駄にしたことでしょう・・・と、まだ続けてしまいそうなのでこの辺で止めておきます。
どちらのメーカーにもそれぞれ良いところがありますので、お互いに頑張ってもらいたいと思います。
無理やりまとめた感じのまま、さようなら
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