これまでにいろいろなクラウドストレージを使ってきた中で、一番安定していて一番信頼できて一番使い勝手がいいという個人的な感想から今でもDropboxを使っています。
最初に使いだした頃のプランからちょこちょこ変わっていき、今のプランはDropbox Plus。
2TBの容量が使えるものの、年間使用料は税込みで15,000円ちょっと掛かります。
金額だけを見るとちょっと高いかな?とは思うものの、それ以上に便利なので高いとは感じません。
・同期が速い。
・意味不明な同期失敗がない。
・なぜか同期が始まらないことがない。
・意味不明にフォルダ構成がぐちゃぐちゃになってしまわない。
・同期したはずのファイルが無くならない、壊れもしない。
最近のバージョンではどこもそんなこと無いのかもしれませんが、いろいろ試してきた中でいろいろ大変な目にあいました。
そういうことがなく日々安心して使えるというだけで、この使用料分の価値は十分あります。
以前からDropboxはフォルダ単位でローカルと同期するかしないかを選択できました。
よく使うフォルダは同期を行い、単なるストレージとして保管するだけならクラウド上のみでローカル同期はしない。
その場合、同期していないフォルダの操作にはWebブラウザーを使ってファイルをドロップしたりローカルに戻して使ったりするのがちょっと面倒。
そういうこともあって、同期しないフォルダには滅多に使わないNASのバックアップ分を入れておく程度の使い方。
これだけでもある意味ローカルよりセキュリティ的に安心だったり、いつ壊れるか分からない自宅のNASのみの保管よりはよっぽど安心できます。
そんな非同期フォルダも使い勝手が良いように同期してもいいんですが、滅多に使わないファイルでローカル容量を使うのはもったいない。
非同期フォルダは面倒でもWebブラウザーで使うようにしていました。
そんなことを不便に思っていると、Dropboxからスマートシンクを使ってみれば?という案内が来ました。
このスマートシンクは簡単に言うと、実際にはクラウド上だけにある非同期分もローカルにある同期分と同じように扱える機能。
Webブラウザーではなくエクスプローラーやその他ファイラーでローカルファイルと同じ様にファイルが扱え、実際のファイルはクラウド上にあるので操作時に少し時間は掛かるもののローカルのドライブ容量を節約できます。
調べてみると随分前からあるサービスの様ですが、何故今案内が来たのか、自分の調査不足とはいえなぜ今まで不満に思いながらもWebで使っていたのか・・・
実際のところ、非同期フォルダは上でも書いた様に滅多に使わないものなのでそれほど不満ではなかったという事です。
それでもファイラーで簡単にファイルを出し入れできるという事で試しに非同期フォルダをスマートシンクに設定してみたところ、どんどんローカルの空き容量が減っていきました・・・
おそらく一旦同期フォルダの設定になった後で、インデックスのみを残して実ファイルはクラウド上と同期確認後に削除されているようで、その後タスクトレイ上のDropboxアイコンがグルグルするたびにローカルの空き容量も増えていきました。
その後、Dropboxの基本設定から同期>選択型同期を見てみると、全てのファイルが同期設定になっていました。
スマートシンク設定とローカル設定の変更は、エクスプローラー等からフォルダを右クリックして簡単に行えます。
これまではローカルに置いて同期していたけど別にスマートシンクでもいいかな?と思ったフォルダもスマートシンクに変更。
しばらくグルグルした後、ローカル分が削除されたのか空き容量が増えました。
実際に使ってみたところ、滅多に使う事のないファイルの場合はファイラーから見ると少し時間が掛るものの普通に操作できました。
ただ、いろんな退避フォルダも一緒に入れていたカメラアップロードフォルダをスマートシンクにしてみたところ、スマホと同期されたBlogに使う画像のサムネイル表示が遅かったりしてちょっと不便。
同期する必要のない退避フォルダをスマートシンクフォルダに移動し、カメラアップロードフォルダをローカルにすると元通り使い勝手が良くなりました。
その後も同じ様に
・ドキュメント等のローカルにあった方がいいもの(ローカル)
・NASのバックアップ等の滅多に使わないもの(スマートシンク)
・そこそこ使うけどクラウド上のみで良いもの(スマートシンク)
に分けていき、フォルダの移動に伴ったショートカットのリンクの付け替えを行うと・・・
ローカルドライブの空き容量も増え、簡単にこれまで非同期だったフォルダ内のファイルも操作できるというとても使い勝手の良い環境になりました。
こうなると、もう自宅のNASとかは滅多に使わなくなりますね。
これまではどうしようか迷っていたNAS上のファイルも全てDropbox内に移し、とりあえずNASがいつ壊れてもいい状態になりました。
ついでに、これまでDropboxではやっていなかった二段階認証も設定。
Webブラウザーへのログインや新規同期端末追加時にアカウント/パスワードの認証とスマホでの認証が必要になり、これまでよりセキュアになりました。
そんなところで、だらだら書いてきた自分用メモ的エントリーを終わります。
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