5インチベイにファン付けてみた
早く自作PC2020を組めばいいのに、なんとなく既存PCを大事にしてしまうナウなヤングです。
先日から重めのゲームをしているせいで、ケース内温度が上がり気味。
どうにかもう少しでも冷えないかといろいろ見ていたところ、5インチベイに装着できるファンがあったのでポチっとしてみました。
長尾製作所 5インチベイ用フロントクーラー3段 SS-NFR5CL03
Made in JAPAN.
早速取り付けていきます。
既存のゲーム用PCは、ここ最近よく登場するようになった購入から6年が経ったALIENWARE Aurora R4。
数年置きにグラボのみ交換し、今でも何とか頑張ってくれています。
フロント上部で青く光らせているグレイを押すとフロントパネルが下にスライドオープンし、その中に5インチベイが3つあります。
上から・・・
・ここ5年程使った記憶の無い光学ドライブ。
・購入時から一度も使った記憶の無い各種メモリカードのリーダライタ。
・空きでカバーのみ。
サイドパネルを開けてこちょこちょすると、工具も無しで簡単に全て外すことができました。
もう戻すことも無いと思うので、ベイ回りで使っていた不要なケーブル類は取り外し、電源ケーブルもケース下部まで降ろして邪魔にならないところで束ねました。
これで上部の空気の通り道はスッキリです。
フロントには大きな空洞ができ、中を覗くと背面に付いているCPU用簡易水冷のラジエータが見えます。
ここからフレッシュエアーを取り入れられるようになると、ケース内温度も下がってCPUの温度も下がりそうです。
あと、電源が入った状態でベイカバーを開けると、ベイが見易いように上部から2つのLEDで照らしてくれるようになっています・・・
届いたファンキットを開けてみました。
とても丁寧な梱包。
内容物はこんな感じで、フィルター付きの5インチベイ3段用フレーム、12cmファン、HDDマウンタ、ネジ類です。
ただ、組み立てマニュアルっぽいものはありませんでした。
ここでマザーボードを確認すると、FAN系の端子はすべて埋まっていました。
どこかのファンを分岐しようかと思っていろいろ見ていたところ、ケース内上面の右側のメモリースロット上に小さなファンがあることに気づきました。
どうやらメモリー冷却用ファンみたい。(MEM FAN)
こちらを、今回5インチベイにファンを付けると不要になりそうだと思って取り外し、そのファンが繋がっていたマザーボード上ではなく上部拡張ボード上のMEM FAN端子に今回の12cmファンを繋いでみました。
ファンの仕様はこんな感じ。
120mm角ファン(RDL1225LBK-SP)
回転数:1,200rpm ノイズレベル:21.21dBA
回転数:最大風量:49.93CFM 最大静圧:1.49mmH2O
軸受機構:スリーブベアリング 電気的仕様:DC12V 0.12A コネクタ形状:3pin
ちゃんと回ることを確認。
余りにも煩いファンだと他の静穏性の高いファンに交換も考えていたんですが、結構静かなのでそのまま使うことにしました。
ネジ4本を外し、一旦フレームからファン取り付け用金具を外します。
付属のネジでファンを取り付け、元のフレームに装着します。
これを5インチベイに装着するには、HDDかその代わりになるアダプターでも要るのかと思ったら、そのままフロントから挿し込んでみるとこのケースのベイにとくにガタもなくしっかり収まったのでそのままにしました。
フロントから見るとこんな感じ。
カバーオープン時に上から照らしてくれるLEDは明らかに不要なので、カバーを閉じた際に押されるスイッチ部分をテープで留めて点灯しないようにしました。
この状態で適当にベンチマークを走らせてみて確認。
カバーを開いた状態だと効率良く正面からエアーを取り込め、カバーを閉じていてもフロント下部にあるPCI用ファンと同じ吸気口から吸ったエアーが5インチベイまで上がる構造になっています。
これなら負荷の低いゲームをする場合はカバーを閉めたままで使い、更にケース内冷却が必要な場合はカバーを開けて使うといったこともできそうです。
続いて、ここ最近重いゲームが2つ出た・・・とこの前書いたもので試そうとしたところ、同時にアップデートがありました。
アップデート後に暫く遊んでファン取り付け以前の状況と比較してみたところ、CPU負荷はアップデート以前と変わりはないように見られるものの、ケース内温度上昇によって数分後に唸りだしていたケース内の各ファンがあまり唸りません。
ケース内温度やCPU,GPUの温度を確認してみても、以前より随分低くなった気がします。
暫く遊んでみても、CPU周りのボトルネック感はたんまり感じるものの、煩さは以前より気になりません。
GPUのアーキテクチャーも変わり、グラボの手前にあるPCI用ファンのおかげもあってか以前のものに比べるとGPU自体は良く冷えていたものの、ほぼ内排気なのでその熱がケース内に充満してくるとケース内温度が上がって各ファンも無駄に回る。
このケースには吸気ファンと言えるものが無く、PCI用ファンも微妙な位置に付いているのでPCI周りにエアーを送るだけ。
元々グラボ周りにはカバーがあり、PCI用ファンで送られたエアーがグラボを冷やしつつそのまま後方に抜けるようになっていたものの、グラボが大きくなりすぎてカバー内に収まらなくなったので以前から取り外しています。
そのため余計に、ほぼ内排気のグラボから出た排熱がそのままケース内に充満。
唯一の排気ファンはCPUの簡易水冷ラジエータの冷却も兼ねているので、ケース内温度が高いとそれだけCPUの冷却にも影響してしまいます。
それが今回、5インチベイの吸気ファン追加によってケース内温度が上がりにくくなり、ケース内温度に連動した各種ファンの回転も上がらず、CPUも以前より冷えているのでメインファン(排気ファン)の回転も上がりにくいといった感じになっているようです。
装着以前より吸えるようになったフレッシュエアーは、このケースのギミックでもある可動式のケース上面フィンの間からも抜けてくれるので、吸えば吸うだけ暖かい空気が溜りがちな上部のエアーを排出してくれます。
また、今回取り外した小さなメモリ用ファン以上に、メモリを含めたマザーボードも冷やしてくれているようです。
思っていた以上に効果がありました。
もっと早くにやっておけばよかった・・・
なんかここまで静かになると、急いで自作PC2020を組むh・・・いえ、なんでもありません。
=== 関連エントリー ===
■5インチベイファン他をNoctuaに
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