Wake On LANの設定
ちょっと前の事なんですが、ネタが無いのでエントリーしておきます。
まだプチ無菌室生活がほとんどということもあり、普段から省電力のPCはほぼ常時電源を入れた状態で使っています。
それ以外のPCは使うときにだけ電源を入れる様にし、使わない時はスリープ等にもせずシャットダウンしています。
そして電源を入れる時には、基本、Wake On LAN(WoL)機能を使います。
これは、ネットワークを通じて起動しなさいという信号を送ることでPCを起動させる機能ですが、普段から使っているPCから起動させたり、そのPCも落ちている時にはスマホから起動させることもできます。
これまで使っていたPCでは、BIOS(UEFI)での設定とWindows上の決まった設定をするだけで簡単にできていたんですが、最近使い始めた自作PC2021ではなかなか上手くいきませんでした。
その原因が、シャットダウンするとLANのポートがリンクしなくなること。
これだといくら他から起動しなさいという信号を送っても起きてくれないはずです。
何度もBIOS(UEFI)の設定を見直したものの間違いはなく、そういえば過去のPCでもWindowsのドライバを入れ替えた時にWoLが使えなくなったこともあったことを思い出しました。
そう、シャットダウンしている状態だとWindowsの設定は全く関係ないと思いがちですが、実はそうではないのです。
自作PC2021には有線LANポートが2つあり、2つともHubに繋いでやってみても、どちらもシャットダウンするとリンクが切れてしまいます。
いろいろ調べてみると、WoLに使えるのはたぶんIntelの方のみっぽい。
そこで、Intelの方の設定を重点的に確認してみたものの、電源の管理に問題は無く、Windowsの高速スタートアップも切っている。
他のPCでも当たり前のようにやっている、詳細設定のWake on Magic PacketやWake on Pattern Matchも有効。
とくにおかしい部分もない。
ドライバを最新にしてみても何も変わらない中、結果としてはこの部分が原因でした。
詳細設定のPMEをオンにするを有効に設定。
この設定でWindowsをシャットダウンすると、一旦Hubのリンクランプは消えますが、その後点灯して待機状態になりました。
こうなれば、あとは起動しなさいという信号を受けられるので、普通にWoLを使うことができるようになりました。
こちらの環境では、1Gbit LANのIntel® I211ATだけでも問題はないんですが、せっかく付いている10Gbit LANのAQUANTIA® AQC107も使いたい場合、両方ともHubに接続しておいてWoLにはIntelを使用し、インターフェイスメトリック値を設定してAquantiaの優先順位を上げるのでも良さそうです。
そう、ただそれだけなんです。
直ぐに気付いたことではあるんですが、ネタが無いのでエントリーしてみました。
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