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2022年4月29日 (金)

M32UでPS5のVRRを使ってみた

先日より、ついにPlayStation 5でもVRRが使えるようになりました。

VRRとは、HDMI規格にある可変リフレッシュレート機能のこと。

今回のネタになるモニター購入時のエントリーでも書いた様に、このモニターもVRRに対応しています。
GIGABYTE M32U Gaming Monitor: MRU Weblog Zone.

 

まず、GIGABYTE M32Uのファームウェアを確認。

Ps20220429_a1
何がどう変わったのかは分かりませんが、とりあえず現時点で最新のファームウェアバージョン:F08にしました。

 

続いて、PS5のシステムソフトウェアも最新にします。
既に最新になっている様です。

そのままでは設定に出てこなかったのが、一旦再起動すると表示されました。

Ps20220429_a2
接続されているHDMI機器の情報にて、VRRも対応(48-120Hz)と表示。
その下には、PS5が対応しているVRRの範囲は48~120Hzです。と表示されています。

Ps20220429_a3
スクリーンとビデオでも、VRRは自動に設定。

Ps20220429_a4
未対応のゲームに適用もオン。
VRR未対応のPS5ゲームでもVRRを有効にします。一部のゲームにおいて映像品質が向上する場合があります。ゲームのプレイに問題が生じた場合には、この設定をオフにしてください。といった説明もあります。

Ps20220429_a5
ちなみに、下の方にある120Hz出力を有効にするも自動にしています。

 

確認方法はこちら。

Ps20220429_a6
モニターのゲームアシストにある、現在のリフレッシュレートを表示してくれる機能を使います。
この時点では、120Hz出力を有効にするにしていても60Hz。

 

確認するソフトは、VRR対応アップデートも行われたこちら。

Ps20220429_b1
PS5用ソフト ラチェット&クランク パラレル・トラブル

※ここからの内容は、エントリー時点でのPS5のシステムソフトウェア及びゲームソフトのバージョンでの内容になります。

一旦起動したからか、ソフト内の設定が有効になってモニターのリフレッシュレートが120Hzになりました。

Ps20220429_a7
モニター側の情報は、AMD FreeSync Premium Proがオン、リフレッシュレートが120Hz、HDRもオン。

Ps20220429_b2
ゲームが開始されると、セーブデータ選択画面で既にリフレッシュレートが変動しています。

Ps20220429_b3
120Hzディスプレイモードは自動設定。
ここの説明にある「忠実度重視」モードは書いている内容からグラフィック優先モードだと思われますが、60Hzのモニターでは30fpsなのが120Hzモニターだと40fpsになり、システムでも可変リフレッシュレートが有効になっている場合、フレームレートはゲームプレイに応じてさらに向上します。と書かれています。

Ps20220429_b4
このゲームは家庭用ゲームとしては描画オプションも豊富にあり、モーションブラーや被写界深度をオフにできるのも良い。

まずは、パフォーマンス優先から確認してみました。

Ps20220429_c1
モード毎の設定が右側に書かれています。
このモードは、レイトレーシングをオフにする代わりに解像度を高めて60fps付近を維持するようなモード。

Ps20220429_c2
いきなり104Hzになりました。
通常だと60fpsだと思うので、凄いことです。

Ps20220429_c3
描画負荷の高そうな場面では88Hzまで可変で下がったりと、頻繁にリフレッシュレートが変動していてしっかりVRRが効いていることを確認。

Ps20220429_d1
ちなみに、今回のVRRに対応する前と同じように本体側でVRRをオフにしてみると・・・

Ps20220429_d2
どのモードであってもソフト側の120Hzディスプレイモードによってモニターには120Hzで出力され、ゲームの内部フレームレートが負荷によって変動したり可変解像度によってできるだけフレームレートを安定させるような動きになっても、モニタ上のリフレッシュレートはフレームレートに影響されず固定になります。

続いて、パフォーマンスRTを確認してみました。

Ps20220429_e1
このモードは、レイトレーシングはオンのまま解像度を変動させつつ60fps付近を維持するモード。

モニターのリフレッシュレートは、ほぼパフォーマンス優先の変動範囲と変わりませんでした。

最後は、これまでは重かったグラフィック優先になります。

Ps20220429_f1
フレームレート30fpsでレイトレーシング、ライティング改善、追加VFXといったグラフィック機能を盛り込んだモード。

これまでは120Hzディスプレイモードによって40fpsにもできていたものが・・・

Ps20220429_f2
いきなり64Hzと表示されています。

変動幅が激しく90Hzを超えたりすることもありますが・・・

Ps20220429_f3
この辺のシーンで68Hzくらい。

Ps20220429_f4
カメラを回すと変動し、じっとしてるとこの辺で安定します。

Ps20220429_f5
ただ、このグラフィック優先では100Hz弱まで上がったり時々120Hzに戻ることもあったりするので、モニターのVRR対応周波数の下限を下回ると同期調整されて実際のフレームレートのα倍とかのリフレッシュレートで描画されているのかもしれません。
下限48Hzの2.5倍が120Hzということで、AMD FreeSync Premium ProLFC(Low Framerate Compensation)が効いているのかもしれませんが、ゲーム側のフレームレートが分からないので素人には判断できません。

今回のVRR機能を有効にすると、ラチェクラのどのモードであっても対応前より快適にプレイできるようになり、これまでは避けていたグラフィック優先でも遊べるくらいになったので驚きです。

PCや他の家庭用ゲーム機では機種によって対応されていた機能なので、ついにPlayStation 5にも来た!という感じで嬉しいです。

 

続いて、こちらのソフトでも確認してみました。

Ps20220429_g1
The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience

Ps20220429_g2
本体側はラチェクラの時と同じくVRRが効く設定であっても、ソフト側が60Hz出力になっているのかどんなシーンでも60Hzから微動だにしません。

Ps20220429_g3
描画負荷を高めな感じにしてみても、一切変動なし。

ちなみに、以前から可変リフレッシュレートに対応している別のハード(XBOX Series X)でやってみても同じだったので、このソフト自体が未対応なんだと思われます。

 

段々と左側の映像が気になりだした方が居るかもしれませんが、気にしないでください。
私の意識もそちらに向きつつあったので、そちらの範囲が広くなってきたんだと思われます。

シーバス釣りに行きたい・・・

 

他のソフトでも確認してみましたが、確認した中ではやはりPS4のソフトは変動が見られませんでした。

PS5のソフトでも変動しないものや変動するものも確認できましたが、これまでのソフトがアップデートで対応されるのはもちろん、今後発売されるソフトも標準でVRR対応になってくれると嬉しいですね。

 

== 関連エントリー ==

GIGABYTE M32U Gaming Monitor

ゲーム機用HDMI2.1切替器

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